何か書こう

考えるための日記

ジュースがほしかった

今週のお題特別編「子供の頃に欲しかったもの」
〈春のブログキャンペーン 第3週〉

子供のころにほしかったものを思い浮かべると、ジュースが浮かぶ。

 

イメージとしてはバヤリースのオレンジジュースなど、よく売店で売っていたものだ。

 

昔、夜店にいったり、どこか観光地や遊園地に遊びにいったりすると、ジュースを買ってもらっている子がどこにでもいた。ビン入りのジュースなので、大抵持っているだけで目立った。

 

私もいつもほしかったし、何度か口に出してほしがったが、買ってもらったことはほとんどない。

 

うちは3人兄弟だったし、両親もそういうことにお金を使わないタイプで、もしかしたら、本当になかったのかもしれないが、お金がないといわれ、全く買ってもらえなかった。

 

たまに、親戚の家などに遊びにいったときに、ラッキーだったら飲むことができたが、なんておいしいんだろうといつも思っていた。

 

しかし夏休みになると、オレンジとかグレープではないけれども、キリンレモンをケースで買ってくれた。その当時キリンレモンがよく売れていたのか、友達の家にいっても、隣の家にいっても、キリンレモンのケースがおいてあった。

 

今思うと、親がキリンビールをケース買いしていた関係で、つきあいで夏になると酒屋さんから買っていたのだろう。

 

昔はなじみの酒屋さんがいて、そこから買うのが普通だった。

 

昭和のころ、高度経済成長のころ、おとうさんたちは家に帰るとどこの家も大体ビールを飲んでいて、それは今みたいに、缶ではなく、瓶だった。岡本太郎のコップの底に顔があってもいいじゃないかというCMのグラスも、たぶん何かのお酒のおまけだったと思うけど、わが家にあったし、友達の家でもみかけた。

そういえばジュースがいつも飲みたかったなと思いだしているうちに、昭和のころの懐かしい風景が浮かんできた。

 

本当に懐かしい。