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考えるための日記

トイレにトイレットペイパーを流せる幸せ

今日、しばらくさぼっていた英会話レッスンで。

 

フィリピンの先生と会話していたときのこと。

先生曰く、

自分の日本の生徒がフィリピンに来た時、トイレでかみを流せないことにびっくりしていたわ。フィリピンではトイレで使った紙はトイレのなかにあるゴミ箱に入れるのよ。

私曰く、

えー、流してはいけないんですか。

 

先生、

配管がすごく狭くて、また、安物のかみはなかなか水に溶けないため、配管がすぐつまって壊れてしまう。トイレの業者に聞いたらそういってたわ。日本ではかみはながせるんでしょ。

 

私、

流せますよ。でも、私が子供のころは、日本もまだ水洗でないトイレがあって、ぼっとん便所という便所では、穴のなかにめがけて、かみを投げていました。

いつのまにか水洗になったら、下水管も立派なものだったみたいで、ちゃんと水に流していましたよ。

 

先生、

日本の下水道システムは本当に素晴らしいわね。フィリピンでも一流ホテルではかみを流せるのよ。

 

私、

違う管を使っているんですね。

 

先生、

そうなのよ。かみも高くて上質なので、すぐに溶けるの。

 

 (実際にはこんなスムーズではないが、日本語にするとこうなるかな)

 

なんてことはないことだが、ただトイレにかみを流せるということも実はすごいことだったんだ。トイレの管の太さ、丈夫さ、トイレットペーパーの質のよさ、様々な工夫があって、かみを流すことができる。

なんでもないことのなかに、たくさんの計算があったことに驚かせられる。

 

トイレのように毎日使うものの使い勝手がすぐれているというのは、本当にありがたい。

 

長持ちするように丁寧につかわねばと思う。