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考えるための日記

夙川の桜

今日通りがかりの桜が綺麗だったので、夙川の桜もさぞかしきれいだろうと、兵庫県西宮市にある夙川沿いの桜を見に行った。

もう散ってしまった木もあったが、まだ満開の木もあり、多くの方がお花見を楽しんでいた。桜の花の色は開花から満開までにかかった日の長さに比例して濃くなるらしいが、今年は少し薄めで、白っぽい桜になっている。同じ桜の木でも毎年少しずつ花のいろは違っているのだろう。

 

今までで一番印象に残っている美しい桜は東京都世田谷区の砧公園で見た桜だ。

もう十数年前にもなるが、平日の早朝、たまたま散歩していたときに、偶然見た光景だったが、少し濃い目の桃色の桜と芝生の緑が連なって目の前に左右に広がる、そのあまりにもの美しさに圧倒された。その時ほど桜の美しさに感動したことはない。きっと写真でも絵でも一生表すことはできないだろうなと思う。

 

人生において、心のそこからすごい幸せを感じるときや楽しいとき、感動するときというのが何度かあるが、それはいろいろな条件が重なって偶然に訪れることも多いと思う。たいていの場合あとから振り返って気が付くことが多い。今がもしかしたら、すごく幸せなときなのかもしれない。この瞬間を大事に心にとどめておきたいと思う。