半藤一利さんの『昭和史』を読んでいる。
ちきりんさんのソーシャルリーディングの課題本である『昭和史』を読んでいる。
今4章まで読んだところ。ちょうど昭和がはじまって、10年ぐらいまで。
どうやって日本が軍国主義の道をつきすすみ、孤立していくかというのが、読者である自分が俯瞰しているかのように、書かれている。
読んでいると、なんでこうなってしまったんだろうと、残念な分岐点がたくさんあって、一国民として、無知ということがいかに罪なことなのかを思い知らされる。
今自分の生きている社会がどういうふうに動いていて、どこに向かっているのか、それは世界からどう映っているのか。
今も昔も本質的にはあまり変わっていないんじゃないか。
もしかしたら、日本人というのは外交のセンスがあまりない民族なんじゃないかと、それを自覚したうえで、自分たちのとるべき立場について常に謙虚に向き合っていかなければいけないのではないかと感じる。それは政治に携わる人だけに課されたことではなく、国民がみんな背負うべき責任なのだと思う。
最終的には、外交による不利益も、誤った政治決断による不幸もすべて国民が責任をとらされるものだからだ。
歴史は繰り返されるというが、自分は何をそこから学べるのかと考えながら読んでいきたいと思う。