何か書こう

考えるための日記

子供が逃げる場所

少年が残酷に殺される事件を最近よく聞く。本当にどうしようもなく悲しい気持ちになる。そのぐらいの年頃の男の子を想像してなんてひどいことをするのだろうかと考えるだけでつらい。厳罰にしてほしいと加害者については思うし、被害者の遺族の心情を考えると本当に悲しい。

 

そして、そういう事件があるたびに、犯罪にあってしまった子がなんとか逃げる方法はなかったのかとそういう気持ちになる。

 

犯罪を防ぐための教育や環境とかそういったものもおちろん必要だと思う。犯罪を犯す気持ちを防ぐ景観づくりや学校教育や人の心をサポートするいろいろな環境整備がすすめばいいと思うし、もっと社会が熱心になってもいいのではないかとも思う。しかし、もっと簡単に防ぐ方法として、犯罪にあいそうになったときに逃げる場所も必要なのだと思う。

 

ひき逃げとか通り魔とかどうしょうもないものは逃げようがない。でも、仲間内のトラブルとかで、自分の身が危ないと感じた時に、大人は自らいろいろな手段をとることができるが、子供はその術をほとんどもたない。親に守ってやれる力があればできるかもしれないが、そうでないことも多いと思う。そのときに、身ひとつで保護できる、本当に強固に守ってくれるそんな場所って必要だと思う。そこから、違う学校にいけて、希望すれば本当に遠くの誰にもしられない場所に逃がしてもらえる、24時間守られる、そんな場所があってそこに逃げられることを教えてあげることができれば、子供はそこに飛び込めばすむ。そうすれば少し大きくなった子供であれば、虐待からも逃げることもできる。

 

家庭内のDVDから逃げてきた人が逃げ込む場所はあるが、同じように子供が逃げて駆け込める場所が不十分だと思う。