何か書こう

考えるための日記

戦後70年

戦後70年ということで、今年はよく太平洋戦争のことがテレビで報道される。

 

私の母が小さかった頃神戸に住んでいた。夜中に空襲警報がなり、防空壕に逃げたあと、大人たちが外で騒いでいたので、外にでたところ、大阪方面の空がオレンジ色に焼けていたそうだ。

 

大人たちが大阪が空襲にあっていると言っていたらしい。夜空一面にオレンジ色が広がり、まさに漫画にでてくるような光景だったために、今でも覚えているといっていた。

 

その後、祖母の実家の曽祖父が迎えにきて、田舎に疎開したらしいが、疎開してすぐに神戸大空襲があったらしい。

 

疎開先では戦闘機が大群で艦隊をつくって空襲する方向へ飛んでいくのを何度もみたと母がいっていた。

 

昔は父のおじが戦争にいって生きて帰ってきた話、祖母の妹が看護婦として、南方の島へ赴任した話など子供のときによく聞いた。

 

大学生の時には、バイト先に特攻隊員として、出撃するその朝に終戦を迎え、死なずにすんだおじいさんの話もきいた。昔は実際に戦争体験を持つ人から話を聞く機会が結構あった。

 

最近、戦争を経験した世代の方が本当によくお亡くなりになられる。

たいてい、絶対に戦争はしてはいけないといい遺していかれる。

 

いつの間にか本当にその世代が少なくなってきて、どれだけ戦争が悲惨なことかを訴えたいと思っている人たちが減っていくことどうなるんだろうと不安を感じることがある。

 

どうして戦争への道を歩んでしまったのか。どうして、特攻隊やら学徒出陣をする前に、辞めることができなかったのか。どんな思いでみんな死んでいったのか。そういうことを教育現場で教えるべきではないかと思う。